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高脂血症について
高脂血症とは血液中のコレステロールや中性脂肪の脂質が多すぎる疾患です。
トリグリセライド(中性脂肪)が多い高中性脂肪血症、LDLコレステロールが多い高LDLコレステロール血症、HDLコレステロールが低い低HDLコレステロール血症があり、3つのうち1つでも当てはまると、高脂血症としています。
高脂血症は動脈硬化の主要な危険因子であり、放置すれば脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患を引き起こす原因となります。
症状
高脂血症は自覚症状がほとんどなく、血液検査で初めてわかることがほとんどです。
遺伝によって起こる家族性高コレステロール血症ではアキレス腱肥厚、腱黄色腫、と呼ばれるコレステロールの塊がひじやひざにできることがあります。
基本的な治療
基本は食事療法や運動療法などの生活習慣の改善を行い、あまり改善が見込めない場合に薬物療法も合わせて行います。
高脂血症は、なかなかやっかいな病気と言われていますが地道にやっていきましょう。
食事療法について
高脂血症のタイプによって食事療法のポイントは若干異なってきます。
基本は1日の摂取するエネルギー(カロリー)量を適正にすることと炭水化物、脂質、たんぱく質、コレステロール、食物繊維、アルコールなどの摂取量を適正にすることが重要になります。
それでも改善がみられない場合は、必要に応じて禁酒、糖質の摂取量をさらに制限するなどのご指導をいたします。
運動療法について
運動はトリグリセライド(中性脂肪)を低下させ、HDL(善玉)コレステロールを上昇させる働きがあります。
運動内容は無理のない軽い運動(有酸素運動)で1日30分以上で週3回以上を目指して行っていきます。
有効的な有酸素運動は、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳などです。
薬物療法について
食事療法や運動療法で生活習慣の改善を続けても、検査値の値が改善されない場合に薬物療法も合わせて行います。